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2025.11.25

【一期一会】20年ぶりの再会。ビジネスの不思議な繋がり

先日、お客様のゴルフコンペに参加させていただいた時のことです。
なんと20年前に一緒に仕事をした方と偶然、ご一緒させていただきました。

事前の参加者リストでお見えになる事は存じ上げておりましたが、お互いにすぐに顔が分かり、積もる話に花が咲きました。
まさか、このような形で再びご縁が巡り合うとは、本当に不思議な気持ちになりました。

1. ご縁の不思議な対比
つくづく、「ご縁」というものは不思議なものですね。

一方で、時の流れとともに自然と消えていくご縁もあります。
かつてはとても仲の良かった特別な女性とも別れたらそれっきり連絡を取らなくなる。
人生において、あれほど濃密な時間を過ごしたはずなのに、完全に離れてしまう関係も存在します。

それとは反対に、今回のように、何十年もの時を経て、再び仕事という舞台で巡り合う関係もあります。

2. ご縁の正体
「ご縁とは、いったい何なんでしょうね?」

私には、その力学が惑星と彗星との関係に似ているように思えます。
何かの引力が働いた瞬間、一つの軌道で交差する。
しかし、二度と同じ軌道は取らない。

この二つの対比を考えると、今、目の前にいる当たり前だと思っている関係も、いずれは離れていくことになるのかもしれない、という切実な現実を感じます。

千利休が唱えた「一期一会」の精神も、もしかしたらこの宇宙的な孤独と「今、この瞬間の交差」の尊さを感じていたからかもしれませんね。

3. 「ご縁は有限」という認識の価値
しかし、この「ご縁は永遠ではない」という認識こそが、私たちにとても大切なことを教えてくれます。

それは、「今、目の前にある関係、今、話している人との時間を、全力で大切にすること」です。

ついつい、我々は、いつも近くにいる人たちを当たりまえのように扱ってしまいます。
しかし、本当は、ご縁は無限ではないからこそ、目の前の相手に対して、誠実に向き合う必要がありますね。

・ お客様との関係
目先の利益だけでなく、20年後に再会した時にも「あの時、真摯に対応してくれてありがとう」と言われるような、長期的な信頼を築くために全力を尽くす。

・社員との関係
いつかは離れる日が来るかもしれないからこそ、今、その人の成長のために何ができるかに真剣に向き合い、最高のスキルと「生き方」の土台を提供したい。
そして、本人の3年後、5年後の成長のために、今、自分が何ができるのかを考える。

4. 全ての出会いを大切に
私たちのビジネスは、システムや技術以上に、人との繋がりで成り立っています。
今回、20年ぶりの再会を通じて、私は改めて、目の前のお客様、社員、パートナー、そして家族とのすべての出会いを大切にするという決意を新たにしました。

ご縁が巡り合うのには理由があり、なくなるのにも理由がある。
一つひとつのご縁に感謝し、誠実に向き合い続けることが、未来の自分の形を作る唯一の道だと思います。

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