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2025.12.29

AIエージェントの衝撃。2026年、ビジネスの風景は「自律するAI」で激変する

AIエージェントの衝撃。2026年、ビジネスの風景は「自律するAI」で激変する

初回投稿:2025年12月29日

昨日のブログでは、AIによる開発の変革「Vibe Coding」についてお話ししました。
「作る」世界が劇的に変わる一方で、今度は「使う」側の世界でも、巨大なパラダイムシフトが起きています。

それが、「AIエージェント」の登場です。

1. 「相談役」から「自律して動く部下」へ
これまで、生成AIといえばChatGPTのように「こちらが問いかけ、AIが答える」というチャットが主流でした。
しかし、今、起きている変化は、AIが「自ら考え、判断し、行動する」ようになることです。

私はここ半年ほど、GenSpark(ジェンスパーク)というAIツールを使用して作業を行っています。
GenSparkには「スーパーエージェント」という機能があり、ユーザーの指示を理解して、それを複数のステップに分解。
最適な順序で「自ら」自動実行していきます。

スーパーエージェントは、単一のAIではありません。
複数の専門AIエージェントを連携・調整して、一つの複雑なタスクをチームでこなしていきます。

例えば、こんな作業を丸投げできます。
① ネットで最新情報を多角的に検索する
② 収集した情報を各項目ごとに整理・集計する
③ それらを元に、発表用のスライド構成までまとめあげる

これまでは人間が何時間もかけて「コピペと整理」を繰り返していた作業ですが、AIがチームを組み、自律的にリレーを繋いで完結させてしまいます。
これはもう「検索」や「チャット」ではなく、「自律的に動く部下」そのものという感じです。

2. 2026年、専門家も予測する「エージェント大爆発」
この流れは、私個人の実感だけではありません。
世界的な調査機関であるガートナー社は、「2026年までに、企業が使用するアプリケーションの40%にAIエージェント機能が組み込まれる」と予想しているそうです。
出展:CodeZine

特に分かりやすいのが、私が予想する採用や就職活動の変化です。
これまでは人間が何時間も調べて応募していましたが、これからは個人のAIエージェントが、本人のスキルや希望に合わせて最適な企業を勝手にリストアップ。
指示一つで、AIがその会社専用の履歴書を作成し、送信まで自動で完了させてしまう。

そんな、「個人のエージェントが、企業の壁を突破してくる」ことが、当たり前になるかもしれませんね。

では、そうなった場合、受け入れる企業側はどうなるのでしょうか?
労働者の数がますます縮小していくこれからの社会では、企業側も、相手が人間であろうとAIエージェント経由であろうと、えり好みしている余裕はなくなります。
むしろ、様々な形、様々なルートで送られてくる応募に対して、いかに柔軟に、かつスピーディに対応していくかが問われます。

そうした波に対応し、貴重な出会いを取りこぼさないために、企業側もまた、エージェントを立てて対応していく未来になるかもしれません。

......ここまで書いていて、流石にここまでの変化はもう少し先になるかも?とも思いますが、でも方向性は間違いなくこちら側ですね。

3. 「人間の価値」が試される時代へ
AIが「実行」まで担うようになると、人間には「正しいゴールを設定し、複雑な業務を交通整理する力」がより求められます。

AIエージェントという強力な楽器をどう組み合わせ、どんな成果を生み出すかを決める。
経営者だけでなくこれからの全ての人間は、プレイヤーから「オーケストラの指揮者」のように進化する必要がありそうです。

人間には人間にしかやれないことに注力していく。
ますます「人間の価値」が試されていく時代になりそうですね。


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