2019.04.10
配列とは、同じ型のデータを複数格納できるオブジェクトです。配列を使用すれば、同じ型の変数を一つの変数として扱うことができます。
一つの配列を宣言し作成すれば、同じ型データを簡単に格納することができるのが特徴ですね。
int, double, booleanなどの基本型だけでなく、Stringなどの参照型も扱うことができます。
一度作成した配列の要素数は変えられません。あとから追加して数を調整することはできないので、注意してください。
では、コードを見ていきましょう。
配列はオブジェクトの仲間なのでnewを使ってオブジェクトを作ります。
基本の仕組みは下記の形です。
1 | 型名[] 配列変数名 = new 型名[要素数] |
配列生成時に、格納するデータの型と個数、配列の名前を指定します。生成をおこなった後、それに対応したメモリ領域が割り当てられます。
基本の形を確認したところで、3つの方法を見ましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 | //要素数指定 int[] id = new int[4]; id[0] = 1 id[1] = 2 id[2] = 3 id[3] = 4 //初期化リスト int[] id = { 1, 2, 3, 4}; //無名配列 int[] id = new int[]{1, 2, 3, 4}; System.out.println(id[0]); System.out.println(id[1]); System.out.println(id[2]); System.out.println(id[3]); |
上記の配列は、記述方法が違うだけで同じことを示しています。
どの配列も「1, 2, 3, 4」の4つの要素を抱えてます。インデックスは0から始まるので気を付けてください。
また、指定した要素より格納した配列が足りないは場合エラーは出ませんが、超えてしまうと下記のようなエラーがでます。ご参考ください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | public class Sample{ public static void main(String[] args){ int[] id = new int[3]; id[0] = 1; id[1] = 2; id[2] = 3; id[3] = 4; } } |
実行結果
1 2 | Exception in thread "main" java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException:3 at Sample.main(Sample.java:7) |
・エラーの意味
ArrayIndexOutOfBoundsExceptionの隣の3の意味は、添え字の[0], [1], [2]と始まり[3]が無く、要素数の3を超えていることを示してます。